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  • 1節

    「どうぞ、こちらです」ブルーが詩音を案内しました。
    そして、診察カプセルの透明なフードが静かに開きました。

    その中に入ろうとして、詩音が止まってしまいました。
    「どうかしましたか?」ブルーが声を掛けました。

    「あの、めがね要りますか?」
    「え?」
    「健康診断の時、めがねっ子はめがねをかけるんです」
    「メ…ガネ、カケル?」ミルダたちは顔を見合わせて不思議な顔をしました。

    詩音はすかさず、自分の鞄を置いているソファーに駆け寄り、中から自分の眼鏡を出しました。
    「これです!」

  • 2節

    そして、ミルダたちに眼鏡をかけて見せました。
    「こんな感じです。わたし、本当は目が悪くて。あはは」
    詩音は照れ笑いをしました。でも、ミルダたちが、構えてしまっているので…
    「ど…どうかしましたか?」
    と少し遠慮気味に聞いてみました。

    「いや、その~突然のことで理解が…」レッドがしどろもどろに答えようとした時。

    「ブンセキカンリョウ。チキュウジンノ・メノビョウキヲ・カイゼンスルドウグ・チキュウニッポンメイショウ・メガネ。
    メノクッセツイジョウノホセイ・メノホゴ・メノシュウヘンノソウシング・アンゼンデス」
    ミルダシップ内で異変を察知すると、マザーコンピュータが自動的に
    調査及び分析、処理が行われるセーフティー機能を作動させました。

  • 3節

    「ちょっと、びっくりしたな~」と言いながら、グリーンがお腹をなでおろしました。
    「あっ!ごめんなさい!」詩音が慌てて謝りました。

    「いえ、こちらこそすいませんでした。気にしないでください」
    レッドがさっきとは違い冷静に穏やかな口調で続けました。
    「私たちは、まだ地球のことを何もかも解っていないので。これからもいろいろ教えていただけますか?」

    「教えるって私がですか?無理です!無理です!」詩音がまた慌てて断りました。
    「いえ、私たちは、地球の赤ん坊のようなものなの。詩音さんは、こどもには教えたりしたことあるでしょ?」
    イエローがやさしく言いました。
    「はい。教えたりします。そうですね…では、私で良ければ!」

  • 4節

    「そうこなくっちゃ!」グリーンがウインクして見せました。
    それを見てブルーがあきれて、頭を抱えました。

    「よろしく!」「よろしくお願いします!」「ありがとう!」
    ミルダたちは、口々に詩音にお礼を言いました。

    詩音は少し赤くなってお辞儀をしました。
    「こちらこそ、よろしくお願いします!」

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第11話 『眼鏡登場!』

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1節

「どうぞ、こちらです」ブルーが詩音を案内しました。
そして、診察カプセルの透明なフードが静かに開きました。

その中に入ろうとして、詩音が止まってしまいました。
「どうかしましたか?」ブルーが声を掛けました。

「あの、めがね要りますか?」
「え?」
「健康診断の時、めがねっ子はめがねをかけるんです」
「メ…ガネ、カケル?」ミルダたちは顔を見合わせて不思議な顔をしました。

詩音はすかさず、自分の鞄を置いているソファーに駆け寄り、中から自分の眼鏡を出しました。
「これです!」