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  • 1節

    あの霧の朝から1週間が過ぎようとしていた。

    シオンは、いつものようにバタバタした朝を迎えていた。
    「なんで、私の目覚ましちゃんと仕事しないの。このナマケモノ!」
    目覚まし時計のせいにしながら、朝ご飯もそこそこに家を飛び出した。

  • 2節

    「あ~また遅刻だ」こんなときは、いつもの海岸ルートに相場は決まっていた。
    砂浜を突っ切らないと行けない分、体力的には負担はあるが、
    信号もなく近回りなので10分は時間を短縮できる。
    シオンにとって朝の10分は貴重な資源だった。

  • 3節

    雑木林を抜けた時、シオンは、ふと1週間前の朝のことを思い出した。
    「そういえば、変なパンダと会った」
    今時の高校性は、情報が次から次に入って来てどんどん上書きされてしまう生活をしてるので、
    少々のことでは頭の中に残っていない。
    「会った、会った!」走りながら、一人笑いがこみ上げて来た。
    「あはは」思わず声に出して笑ってしまった。朝日に負けないまぶしい笑顔があたりを照らした。

  • 4節

    「ピィー、ピィー、ピィー」シップに警報が鳴った。
    「ハッケン、ハッケン!」ミッケル1号からの入電がつづく。
    「ファーストコンタクト、ケンタイカクニン。ゲンザイ、カイガンヲ、ソウコウチュウ。ツイセキシマス」

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第3話 『ハッケン!』

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1節

あの霧の朝から1週間が過ぎようとしていた。

シオンは、いつものようにバタバタした朝を迎えていた。
「なんで、私の目覚ましちゃんと仕事しないの。このナマケモノ!」
目覚まし時計のせいにしながら、朝ご飯もそこそこに家を飛び出した。