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『眼鏡登場!』
【前回までのあらすじ】
「生物調査しますか?」というブルーの言葉に驚く詩音だったが、
7分で済む「健康診断」であることが分かってほっとした。
詩音を安心させようとす謝ったりおどけたりとせわしいミルダたちに、
詩音は思わず笑みをこぼし、心が通い始めた。

「どうぞ、こちらです」ブルーが詩音を案内しました。
そして、診察カプセルの透明なフードが静かに開きました。

その中に入ろうとして、 詩音が止まってしまいました。イメージ

「どうかしましたか?」ブルーが声を掛けました。

「あの、めがね要りますか?」
「え?」
「健康診断の時、めがねっ子はめがねをかけるんです」
「メ…ガネ、カケル?」ミルダたちは顔を見合わせて不思議な顔をしました。

詩音はすかさず、自分の鞄を置いているソファーに駆け寄り、中から自分の眼鏡を出しました。
「これです!」

そして、ミルダたちに眼鏡をかけて見せました。
「こんな感じです。わたし、本当は目が悪くて。あはは」
詩音は照れ笑いをしました。でも、ミルダたちが、構えてしまっているので…
「ど…どうかしましたか?」
と少し遠慮気味に聞いてみました。

「いや、その~突然のことで理解が…」レッドがしどろもどろに答えようとした時。

「ブンセキカンリョウ。チキュウジンノ・メノビョウキヲ・カイゼンスルドウグ・チキュウニッポンメイショウ・メガネ。
メノクッセツイジョウノホセイ・メノホゴ・メノシュウヘンノソウシング・アンゼンデス」
ミルダシップ内で異変を察知すると、マザーコンピュータが自動的に
調査及び分析、処理が行われるセーフティー機能を作動させました。

「ちょっと、びっくりしたな~」と言いながら、グリーンがお腹をなでおろしました。
「あっ!ごめんなさい!」詩音が慌てて謝りました。

「いえ、こちらこそすいませんでした。気にしないでください」
レッドがさっきとは違い冷静に穏やかな口調で続けました。イメージ

「私たちは、まだ地球のことを何もかも解っていないので。これからもいろいろ教えていただけますか?」

「教えるって私がですか?無理です!無理です!」詩音がまた慌てて断りました。
「いえ、私たちは、地球の赤ん坊のようなものなの。詩音さんは、こどもには教えたりしたことあるでしょ?」
イエローがやさしく言いました。
「はい。教えたりします。そうですね…では、私で良ければ!」

「そうこなくっちゃ!」グリーンがウインクして見せました。
それを見てブルーがあきれて、頭を抱えました。

「よろしく!」「よろしくお願いします!」「ありがとう!」
ミルダたちは、口々に詩音にお礼を言いました。

詩音は少し赤くなってお辞儀をしました。
「こちらこそ、よろしくお願いします!」

第12話へ

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