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『地球食とミルダ食』
【前回までのあらすじ】
ブルーが「思考支援プログラム」を開始したおかげで、
シオンの疑問や不安はみるみる解消した。ふと時間を尋ねると、もう昼過ぎ。
シオンが空腹を訴えたことをきっかけに、緊張していた空気が一気に緩み、
思わずミルダ星人たちの頬もほころんだ。

お腹の虫を黙らせるには、エンジェルの美味しい食料が一番。

「エンジェル!お嬢さまのお口に合うものを」
イエローが声を弾ませて頼んだ。

「カシコマリマシタ」

次々とご馳走が運ばれて来た イメージ

どの料理も美味しそうで早く食べたくてしかたない詩音だったが、どうもミルダ星人の様子が変なので聞いてみた。
「どうかしたの?」

「これが地球人の食べ物なんですね。マルチ映像では確認していたのですが、実際に見るのは初めてなので。」
レッドが答えた。

「心配いらないよ。美味しいから!食べてみて」
詩音は、お腹が空きすぎて、我慢しきれなかったので、思わず一口食べながら言った。

「よし!」グリーンが口の中に詰め込んだ。
それを合図に他のミルダレンジャーの次々に食べていった。

「おいしい!」「今まで食べたことのない味だ」「なんなの!これ!美味しすぎ」「これが地球の料理ってやつか」「お代わり!」
ミルダたちは口々に言った。

「ミルダ星の食料は、これなんです」レッドが 手のひらに乗せた粒を詩音に見せた。イメージ

「えっ、これって薬じゃないの?」詩音はびっくりしました。
「食べてみます?」

詩音はおそるおそる錠剤を口の中に入れました。
その途端、様々な味が口の中で炸裂しました。その後、幸せ一杯の満足感が押し寄せてきます。
食べ終わると、不思議な食感とともに満腹になっていく自分のお腹が残りました。

「どうしよう!お腹一杯~」詩音は、たった3粒の錠剤で満足してしまいました。

第10話へ

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