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『再起動』
【前回までのあらすじ】
シオンの目の前には、ミルダレンジャーたちの故郷「ミルダ星」の立体映像が。
赤い帽子をかぶった「レッド」は、「ミルダ星には病気がない」と話す。
理解を超える話が沢山ありすぎて頭がオーバーヒートしてしまったシオンだが、
一息ついて、頭を再起動させようとするが…

詩音は、頭の中の整理を始めた。

病気のない星って?
ミルダ星?
何でパンダ?
本当の話?
ところで、ここどこ?
何で私、ここに居るの?

「う~」
詩音がうなり声をあげた時、頭の中にいろんな映像やイメージが飛び込んで来た。

「解析完了。思考支援プログラム開始」ブルーがマシンを操作し始めた。
「これで大丈夫です」ブルーが自信満々に宣言した。

詩音の疑問や不安はみるみるうちに解消していく。何か頭が良くなったような、何でも出来てしまいそうな感じで、
不思議に自信のようなものまで沸きだしてきた。

「解りました」詩音は、しっかりした口調で答えた。

「で、今何時ですか?」詩音の唐突な質問に虚をつかれたミルダレンジャー達は、慌てて地球時間を確認しようとした。

「地球上、検体位置座標時間、13時24分56秒です。」マザーコンピュータが自動的に反応し、代わりに答えた。

「やっぱり、お腹が空いたと思ったんだ。私の腹時計は正常そのもの」詩音は、ご機嫌な笑顔を見せた。 イメージ

「で、ミルダ星の皆さんは、お腹空きませんか?」

「もちろん、お腹ペコペコだよ」グリーンが活き良いよく答えた。
「あら!グリーンったら」ピンクが少しあきれて微笑んだ。

緊張していた場の空気が、一気に弛んでみんな笑顔になった。

第9話へ

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